公演情報

オペラ『遠野物語』新作初演

こんにゃく座主催公演

ごあいさつ

こんにゃく座2月公演は、新作オペラ『遠野物語』をお届けいたします。
遠野の風土、人、そして時代が紡ぎ出した物語を集積した「遠野物語」は、刊行から100余年を経た現在でも、人々の興味を掻き立てます。

作曲は、吉川和夫、萩京子、寺嶋陸也、三人の作曲家による共同作曲です。作曲家グループ「緋国民楽派」として30余年、ゆるやかに連帯を続ける三人が描き出す音楽に、どうぞご期待ください。

そして、今回こんにゃく座初となる台本の長田育恵さんは、演劇ユニットてがみ座を主宰し、民俗学者・宮本常一を描いた「地を渡る舟」、詩人・茨木のり子の半生を描いた「蜜柑とユウウツ」、朝鮮半島に渡った日本人女性たちの戦中戦後を描いた「海越えの花たち」など数々の劇作を手掛け、人、歴史、時代、国をみつめ、緻密な言葉で骨太の世界を構築する、今注目の劇作家です。演出には、2016年2月公演Opera club Macbeth(林光作曲)で、異界と現実、生と死の間を描き出し、文学性と音楽性をともに生かした演出が光った、眞鍋卓嗣さんを再び迎えます。

新時代の幕開けとなるオペラに、どうぞみなさまお誘いあわせのうえ、お出かけください。
座員一同、劇場にてお待ちしております。

オペラシアターこんにゃく座

「遠野物語」について

民俗学者・柳田国男(1875-1962)が明治43年に刊行した説話集。柳田と懇意であった詩人・水野葉舟が引き合わせた佐々木喜善が故郷岩手県遠野の話を語り、それを柳田が書き記しまとめたもの。その内容は、古くから遠野に伝わる話だけでなく、その当時まだ存命中の人や、知人、血縁関係にある人の体験話なども含まれており、柳田は遠野物語序文に「此書は現在の事実なり」と記している。

スタッフ

台本 長田育恵
作曲 吉川和夫萩京子寺嶋陸也
演出 眞鍋卓嗣
美術 伊藤雅子
衣裳 山下和美
照明 金英秀
振付 伊藤多恵
舞台監督 八木清市
音楽監督 萩京子
宣伝美術 網代幸介(画)片山中藏(デザイン)
スタッフプロフィール

台本◆長田育恵(おさだ・いくえ)

長田育恵

1977年東京生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。96年よりミュージカル戯曲執筆・作詞を経て、07年に日本劇作家協会・戯曲セミナーに参加。翌年より井上ひさし氏に師事。09年、自身の劇団「演劇ユニットてがみ座」を旗揚げ。以降、てがみ座全公演の戯曲、依頼戯曲等を手掛け、心の機微を見つめる繊細な言葉、丹念に織り上げられた構成で、スケールの大きな物語を描きだす筆力が注目されている。『青のはて -銀河鉄道前奏曲-』(2012)で第16回鶴屋南北戯曲賞に、『地を渡る舟-1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-』(2013)で第17回鶴屋南北戯曲賞と第58回岸田國士戯曲賞にノミネート。そして2016年、3度目のノミネートにして、『蜜柑とユウウツ-茨木のり子異聞-』(2015)にて第19回鶴屋南北戯曲賞を受賞。また、『地を渡る舟』(2015/再演)にて第70回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞も受賞した。
近年は、市川海老蔵第二回自主公演「ABKAI 2014」の新作舞踊劇『SOU~創~』(演出:藤間勘十郎)、文学座アトリエの会『終の楽園』(演出:鵜山仁)、『夜想曲集』(演出:小川絵梨子/原作:カズオイシグロ)、兵庫県立ピッコロ劇団『当世極楽気質』(演出:上村聡史)、劇団民藝『SOETSU-韓(から)くにの白き太陽-』(演出:丹野郁弓)、『百鬼オペラ 羅生門』(演出:インバル・ピント&アブシャロム・ポラック)、青年座『砂塵のニケ』(演出:宮田慶子)など、てがみ座以外の戯曲も執筆、さらには、NHKオーディオドラマの脚本執筆などを手掛け、活動の場を広げている。

作曲◆吉川和夫(きっかわ・かずお)

吉川和夫

東京藝術大学卒業、同大学院修了。室内楽曲のほか、室内オペラ・合唱劇など日本語を歌う作品を中心に作曲活動を展開。国立劇場委嘱の新作聲明「論義ビヂテリアン大祭」(1991)は、既成のジャンルにあてはまらない音楽劇作品として評価された。1996年、NHKオーディオドラマ「ソフィーの世界」の音楽で、放送文化基金賞(音楽・音声・音響効果賞)受賞。作品には「遠野地方の伝承歌」(カワイ出版)、まど・みちおの詩による「どうして あんなに」(全音)、合唱劇「ポラーノの広場」、「銀河鉄道の夜」、「むくどりのゆめ」、合唱オペラ「ハブテトル ハブテトラン」などのほか、近作には、ソナタ風幻想曲”SANRIKU”、宮澤賢治の文語詩による男声合唱曲「修羅のなぎさ」などがある。CDには「魂の行方」(フォンテック)、竹田恵子オペラひとりっ切り 「にごりえ」(ALM)など。萩京子、寺嶋陸也とともに組む作曲家グループ「緋国民楽派」同人。現在、宮城教育大学教授と宮城教育大学附属小学校長を兼務。「被災地へピアノをとどける会」の活動にも取り組んでいる。

作曲・音楽監督◆萩京子(はぎ・きょうこ)

萩京子

1978年、東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。卒業後、1978年よりピアニストとしてこんにゃく座の公演に参加。1979年より座員となり、林光とともに座付作曲家として、またピアニスト、音楽監督助手として、座の活動を支える。1997年に音楽監督に、2004年に代表となる。
これまでのオペラ作品に、『シグナルとシグナレス』(宮澤賢治・1985)、『金色夜叉』(尾崎紅葉・1995)、『にごりえ』(樋口一葉・2000)や、オリジナル台本による『ロはロボットのロ』(鄭義信・1999)、『想稿・銀河鉄道の夜』(北村想・2010)など多数。また、こどもたちへ向けた『あおくんときいろちゃん』(レオ・レオーニ・1982)、『ピノッキオ』(カルロ・コッローディ原作・山元清多台本・2007)、『銀のロバ』(ソーニャ・ハートネット原作・いずみ凜台本・2013)も。ほかにシェイクスピア原作・林光との共同作曲による『十二夜』(1989)などがある。
オペラ以外の作品には、合唱曲『飛行機よ』(詩:寺山修司)、『きもちのふかみに』(詩:谷川俊太郎)、『はっぱと りんかく』(詩:まど・みちお)、また『ピアノのための12の前奏曲』、宮澤賢治の作品にもとづく『よだかの星』、『風がおもてで呼んでゐる』などがある。古今東西の詩人の詩によるソング多数。こんにゃく座以外の劇団への劇音楽も多い。
吉川和夫・寺嶋陸也と共に作曲家グループ「緋国民楽派」を結成し、作品発表を行なっている。2000年秋には、文化庁在外研修員として、パリで研修を行なった。

作曲◆寺嶋陸也(てらしま・りくや)

寺嶋陸也

1964年生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。オペラシアターこんにゃく座での演奏や、97年東京都現代美術館でのポンピドー・コレクション展開催記念サティ連続コンサート「伝統の変装」、03年パリ日本文化会館における作品個展「東洋・西洋の音楽の交流」などは高く評価され、06年にはタングルウッド音楽祭に招かれボストン交響楽団のメンバーと自作を含む室内楽を演奏した。作曲、ピアノ演奏のほか、東京室内歌劇場やびわ湖ホールのオペラ公演の指揮など、活動は多方面にわたる。オペラ『ヒト・マル』『ガリレイの生涯』『末摘花』、カンタータ『伊邪那岐・伊邪那美』、合唱ファンタジア『オホホ島奇譚』、ヴォードヴィル『タバコの害について』、『尺八・二十絃箏と管弦楽のための協奏曲』、合唱のための『詩篇第49番』『沖縄のスケッチ』、オーボエ・三味線と打楽器のための『異郷の景色』、古代復元楽器のための『大陸・半島・島』、朗読と筝、室内管弦楽のための『貝の火』など作品多数。国内はもとよりヨーロッパ各国やカナダ、アメリカ合衆国などでも演奏されている。
「大陸・半島・島/寺嶋陸也作品集」(ALCD9026)、「二月から十一月への愛のうた(栗山文昭の芸術2/寺嶋陸也作品集)」(VICS61092)「寺嶋陸也plays林光」(NARD5034)など、多くのCDがある。

演出◆眞鍋卓嗣(まなべ・たかし)

眞鍋卓嗣

1975年生まれ。東京都出身。大学在学中から音楽活動、演劇活動を平行して始める。
1998年に自身のバンドでメジャーデビュー、2001年まで活動。
2002年俳優座研究所入所。劇団俳優座文藝演出部所属。東京工学院専門学校講師。
TBS主催「トゥーランドット」(演出・宮本亜門)、東京二期会オペラ「ラ・トラヴィアータ」(演出・宮本亜門)、「オテロ」(演出・白井晃)等の演出助手も務める。
主な演出作品として、「とりつくしま」(劇団俳優座)、「先生のオリザニン」(劇団俳優座)、「巨人伝説」(劇団俳優座)、「壊れた風景」(名取事務所)、「首のないカマキリ」(劇団俳優座)など。シュールで斬新かつ丁寧な作品創りで新進気鋭の演出家として活躍。オペラシアターこんにゃく座では、2016年2月公演『Opera club Macbeth』(林光作曲・髙瀬久男台本)の演出を務めた。

キャスト

大石哲史 梅村博美 佐藤敏之 髙野うるお 鈴木裕加 彦坂仁美
島田大翼 西田玲子 北野雄一郎 沢井栄次 沖まどか 壹岐隆邦
 
金村慎太郎 大久保藍乃 鈴木あかね 冬木理森
 
岩佐和弘
(フルート)
朝吹元
(チェロ)
高良久美子
(打楽器)
服部真理子
(ピアノ)

公演詳細

日時

2019年2/7(木)~17(日)

  7
(木)
8
(金)
9
(土)
10
(日)
11
(祝)
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(火)
13
(水)
14
(木)
15
(金)
16
(土)
17
(日)
14:00        
19:00              

※開場は開演の30分前

  • ※2/11(祝)公演後に、劇場でこんにゃく座ファンクラブ「こんにゃクラブ」の集いを開催します。ファンクラブの詳細はこちらをご覧ください。
  • *託児サービス  *定員あり・要予約
    2/10(日)・16(土)14:00の回
    お申し込み・お問い合せ:イベント託児・マザーズ TEL0120-788-222
会場

俳優座劇場
東京都港区六本⽊4-9-2 TEL : 03-3470-2880
都営地下鉄大江戸線六本木駅6番出口を出てすぐ 東京メトロ日比谷線六本木駅4a番出口より徒歩3分

チケット料金

*全席指定/当日は1席500円増

一般 6,000円
一般ペア 11,000円
学生 2,000円 *当日要学生証
トクマルシート 4,000円 *平日のみ。場所、枚数限定。こんにゃく座のみの取扱。
U25 3,500円 *鑑賞時25歳以下。平日のみ。当日要身分証明書。
俳優座劇場 座席表

チケットお申しこみ

チケット発売日

2018年12月8日(土)
※こんにゃく座ファンクラブ「こんにゃクラブ」先行発売あり

◆オペラシアターこんにゃく座

オペラシアターこんにゃく座 TEL044-930-1720 
「こんにゃく座チケットサイト」24h申込OK!コンビニ、クレジット決済選べます!

●インターネットでのお申込みをご希望の場合

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24時間受付可能です。
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そのままコンビニエンスストアで発券ができます。
*コンビニエンスストアは、セブンイレブンかファミリーマートから選べます。

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コンビニエンスストア決済 決済手数料(1申込当たり216円)

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※上記とは別にシステム利用料が1枚あたり108円必要となります。

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こんにゃく座TEL 044-930-1720(原則平日の10:00~18:00)までお電話でお申し込みください。

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チケット代金のほかに振替手数料がお客様のご負担となります。
(手数料参考:5万円以下で窓口だと130円、ATMだと80円)
お申し込み後、下記口座へ先にご入金をしていただき、ご入金が確認できしだい、
こんにゃく座よりチケットを郵送でお送りいたします。

郵便振替番号 00120-6-137582
加入者名 オペラシアターこんにゃく座

●その他

・チケットぴあ
・イープラス
・ローソンチケット
・カンフェティ

助成・主催・制作

助成

文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)│ 独立行政法人日本芸術文化振興会
公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団

後援
遠野市

主催・制作
オペラシアターこんにゃく座
神奈川県川崎市多摩区宿河原7-14-1 TEL.044-930-1720 http://www.konnyakuza.com