公演情報

オペラ『イヌの仇討あるいは吉良の決断』新演出

こんにゃく座主催公演

ごあいさつ

9月のこんにゃく座は、オペラ『イヌの仇討あるいは吉良の決断』を新演出にて公演いたします。2002年に初演した本作は、長年の夢であった、林光作曲+井上ひさし台本が実現した唯一のオペラです。戯曲のタイトル「イヌの仇討」に、「あるいは吉良の決断」と林光自ら付け加え、オペラのオリジナルタイトルとなりました。

あの「忠臣蔵」を、大石内蔵助や赤穂浪士四十七士側ではなく、憎き悪役として描かれることの多い吉良上野介側からみたもうひとつの物語。ひねりの効いた筋立てと、力に満ちた言葉による井上ひさしの見事な戯曲。この言葉たちと格闘し、渾身のわざで書き込まれた林光の熟練した力強い作曲。言葉と音楽が見事に融合した幸せな舞台と高く評価されました。

15年ぶりとなる今回の舞台の演出は、注目の気鋭の演出家・上村聡史。骨太な戯曲を深く読み解き、激しく美しく立体化する手腕が大きく評価されています。
吉良上野介、お吟やお三、など大部分の人物をダブルキャストでお届けします。濃密な緊張感の中にも、各人物たちの持つユーモアや、あふれ出る人間性をテンポよく、生き生きと歌い演じます。約150席の吉祥寺シアターを彩る美術、衣裳、照明にもぜひご期待ください。舞台と客席の境なく、たっぷりと劇世界を楽しんでいただけます。

いまを映し出す、新演出によるこんにゃく座・オペラ『イヌの仇討あるいは吉良の決断』。 どうぞみなさまこの機会をお見逃しなく、お誘い合わせのうえご来場くださいますよう、ご案内申し上げます。座員一同、劇場にてお待ちしております。

オペラシアターこんにゃく座

あらすじ

時は元禄15年(1702年)12月15日未明、吉良上野介の屋敷。赤穂浪士による討ち入りの最中、辛うじて隠し部屋に逃れた上野介と清水一学ら家来たち。
そこに隠れていた盗っ人の砥石小僧新助によって上野介は「浅野は気の毒、上野介憎し」という世間の評判を耳にする。話を重ねるうち、吉良たち一同は浅野方大石内蔵助たちのこの討ち入りの真意が仇討でなく「お上」への弓引きであることを悟る。そして…。

スタッフ

原作 井上ひさし
台本・作曲 林光
演出 上村聡史
美術 乘峯雅寛
衣裳 宮本宣子
照明 松本大介
殺陣 渥美博
音楽監督 萩京子
舞台監督 大垣敏朗
演出助手 生田みゆき
宣伝美術 小田善久(デザイン) 信濃八太郎(イラスト)
スタッフプロフィール

【原作:井上ひさし(いのうえひさし)】

井上ひさし  作家・劇作家

1934年 山形県生まれ。
49年、宮城県仙台市にあるカトリック修道会の児童養護施設「光が丘天使園」に弟と入所。
53年、上智大学外文学部ドイツ文学科入学。一学期を終えたところで母の住む岩手県釜石市に帰省。国立釜石療養所の職員など様々な職を経て、56年、上智大学外国語学部フランス語科に復学。在学中から浅草のストリップ劇場フランス座の文芸部員兼進行係を務めた後、放送作家として数多くのラジオ・テレビ番組を手掛ける。中でも共同執筆したNHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』が国民的人気番組となる。
69年には戯曲『日本人のへそ』で演劇界にデビュー。小説、エッセイの分野にも活動の場を広げ、 72年には、江戸戯作者群像を軽妙なタッチで描いた小説『手鎖心中』で直木賞を受賞。
その後も精力的に執筆活動を続け、大ベストセラーとなった『吉里吉里人』を始め、笑いと風刺を持ち味にした小説・戯曲で文学・演劇の各賞を受賞。後には多くの文学賞等の選考委員も務める。
84年に自作の戯曲のみを上演する劇団こまつ座を旗揚げ。『頭痛肩こり樋口一葉』を皮切りに座付作者として次々に新作を書き下ろす。
また、80年代から90年代にかけて、戯曲『化粧』『藪原検校』が地人会による海外公演で高い評価を得た。さらに2000年以降は『父と暮せば』『ムサシ』も各国で賞賛をもって迎えられた。中でも、広島で被爆した父と娘を笑いと涙で描いた『父と暮せば』は、世界各国で上演・リーディングが行われている。
劇作家協会会長、日本ペンクラブ会長、仙台文学館館長などを歴任。04年、文化功労者に選ばれる。
九条の会呼びかけ人、世界平和アピール七人委員会に名を連ね、社会問題にも積極的に発言した。
生まれ故郷には、寄贈した20万冊の蔵書をもとにした図書館「遅筆堂文庫」と劇場が一体になった川西町フレンドリープラザがある。
2010年4月9日永眠(75歳)。

【台本・作曲:林光(はやしひかる)】

加藤直・かとう ただし/台詞・訳詩・構成

1931年生まれ。長年オペラシアターこんにゃく座芸術監督兼座付作曲家をつとめる。
1941年から尾高尚忠氏に作曲を学ぶ。東京芸術大学作曲科に入学。1953年同校を中退、同年、間宮芳生・外山雄三氏とともに作曲家グループ「山羊の会」を結成し、次々と作品を発表しはじめる。
1953年に『交響曲ト調』により〈芸術祭賞〉を受賞、1961年映画「裸の島」(新藤兼人 監督)の音楽にたいし〈第2回モスクワ映画祭作曲賞〉を、1995年「ヴィオラ協奏曲《悲歌》」により〈第44回尾高賞〉を、1998年にはオペラの作曲活動全般にたいし〈第30回サントリー音楽賞〉を受賞。
こんにゃく座が初演した主なオペラ作品は、『セロ弾きのゴーシュ』(86)、『吾輩は猫である』(98)、『三人姉妹』(01)、『イヌの仇討あるいは吉良の決断』(02)、『ねこのくにのおきゃくさま』(11)など多数。
『第三交響曲〈八月の正午に太陽は…〉』(90)をはじめ多くの室内楽、ピアノ曲などの器楽曲群がある。
そして「ソング」と呼ばれる個性的な歌の数々と合唱曲などの声楽曲は、親しみやすさとわかりやすさ、その上的確なテキストの「読み」に裏付けられた本質に迫る「林ソング」の魅力で、声楽家・評論家ばかりでなく、教室の子どもたちからも大歓迎されている。60年に及ぶ活動の集大成として、2008年7月小学館より『林光の音楽』(CD20枚+書籍1巻)が発売された。2012年1月5日没。

【演出:上村聡史(かみむらさとし)】

上村聡史(かみむら・さとし)

2001年、文学座附属演劇研究所に入所。06年、座員に昇格し18年3月まで同劇団演出部に所属。現在はフリーで活動。09年から10年まで文化庁新進芸術家海外留学制度により一年間イギリス、ドイツで研修。
『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』(風姿花伝プロデュース)と他演出で第22回読売演劇大賞最優秀演出家賞、『アルトナの幽閉者』(新国立劇場)『信じる機械』(文学座アトリエの会)と他演出で第15年毎日芸術賞千田是也賞を受賞。また演出を手掛けた『炎 アンサンディ』(世田谷パブリックシアター)が第69回文化庁芸術祭演劇部門の大賞を受賞。近年の演出作品には『大人のけんかが終わるまで』(東宝)、『岸 リトラル』(世田谷パブリックシアター)、『城塞』(新国立劇場)、『対岸の永遠』(てがみ座)、『悲しみを聴く石』(風姿花伝プロデュース)、『弁明』『中橋公館』『冒した者』(文学座)など。
新国立劇場研修所スタジオ・サポート委員、都立総合芸術高校市民講師、四国学院大学非常勤講師、シアター風姿花伝レジデントアーティストなども務める。

キャスト

吉良きら上野こうずけのすけよしなか清水一学しみずいちがく
(上野介付近習きんじゅ)
大須賀おおすが治部じぶ右衛門えもん
(上野介付近習きんじゅ)
榊原さかきばらへい衛門えもん
(上野介付近習きんじゅ)
い組 ろ組 い組 ろ組 い組 ろ組 い組 ろ組
大石哲史髙野うるお島田大翼北野雄一郎大久保哲金村慎太郎武田茂富山直人
牧野まきのしゅんさい
(上野介付坊主)
さんさま
(上野介付御女中頭)
おしの
(お犬さま付御女中)
おしん
(お犬さま付御女中)
い組 ろ組 い組 ろ組 い組 ろ組 い組 ろ組
青木美佐子沖まどか相原智枝岡原真弓熊谷みさと小林ゆず子齊藤路都飯野薫
ぎんさま
(上野介付行火あんか
砥石といし小僧こぞう新助しんすけ
(盗ッ人)
黒衣くろこ こう黒衣くろこ おつ 
ろ組 い組
梅村博美山本伸子佐藤敏之佐藤久司泉篤史

ヴァイオリン:手島志保/山田百子 ピアノ:寺嶋陸也/五味貴秋

公演詳細

日時

2018年9/14(金)~23(日)

日にち 14:00
開演
Vn Pf 19:00
開演
Vn Pf
9/14       い組
15       ろ組
16 い組 ろ組
17 ろ組      
18 ろ組 い組
19 い組      
20 ろ組 い組
21 い組 ろ組
22 い組      
23 ろ組      

ヴァイオリン(Vn)/ 〇手島志保 ●山田百子
ピアノ(Pf)/ □寺嶋陸也 ■五味貴秋

*開場は30分前

  • *17日(祝)公演後に、劇場でこんにゃく座ファンクラブ「こんにゃクラブ」の集いを開催します。ファンクラブの詳細はこちら
  • *託児サービス  *定員あり・要予約
    9/16(日)14:00、23(日)14:00の回
    お申し込み・お問い合せ イベント託児・マザーズ TEL0120-788-222
会場

吉祥寺シアター
東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号 TEL0422-22-0911
JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口下車 徒歩5分

チケット料金

*全席指定/当日は1席500円増

一般 6,000円
一般ペア 11,000円
バルコニー席 5,000円 *場所、枚数限定。こんにゃく座のみの取扱
U25 3,500円 *平日のみ。当日要身分証明書。
学生 2,000円 *当日要学生証

チケットお申しこみ

チケット発売日

7月14(土)10時より
※こんにゃく座ファンクラブ「こんにゃクラブ」
先行発売 7月10(火)10時より

◆オペラシアターこんにゃく座

オペラシアターこんにゃく座 TEL044-930-1720 
「こんにゃく座チケットサイト」24h申込OK!コンビニ、クレジット決済選べます!

●インターネットでのお申込みをご希望の場合

チケット申し込みはこちらへ

24時間受付可能です。
クレジットカード決済、コンビニエンスストア決済を選んでいただけます。
そのままコンビニエンスストアで発券ができます。
*コンビニエンスストアは、セブンイレブンかファミリーマートから選べます。

【決済方法】

クレジットカード決済     決済手数料無料
コンビニエンスストア決済 決済手数料(1申込当たり216円)

【チケットお受け取り方法】

コンビニエンスストアで発券  コンビニ発券手数料(1枚あたり108円)
配送にてご自宅にお届け   配送料(1申込あたり648円)
※上記とは別にシステム利用料が1枚あたり108円必要となります。

●お電話でのお申込みをご希望の場合

こんにゃく座TEL 044-930-1720(原則平日の10:00~18:00)までお電話でお申し込みください。

【ご入金・チケットお受け取り方法】

チケット代金のほかに振替手数料がお客様のご負担となります。
(手数料参考:5万円以下で窓口だと130円、ATMだと80円)
お申し込み後、下記口座へ先にご入金をしていただき、ご入金が確認できしだい、
こんにゃく座よりチケットを郵送でお送りいたします。

郵便振替番号 00120-6-137582
加入者名 オペラシアターこんにゃく座

(公財)武蔵野文化事業団 TEL.0422-54-2011
申し込みページ

●その他

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助成・主催・制作

助成
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)独立行政法人日本芸術文化振興会

提携
公益財団法人 武蔵野文化事業団

主催・制作
オペラシアターこんにゃく座
神奈川県川崎市多摩区宿河原7-14-1 TEL.044-930-1720 http://www.konnyakuza.com